2016 Request

「賽は投げられた」の後

嫉妬深い銀八が放課後の学校で神楽を激しく攻める

R20


カレノモノ/銀神3Z(リクエスト)

 

銀八side

 眩しい日差しと黄色い声。そして水しぶきを浴びる女子の水着。どうして体育教師にならなかったのかと、この時期だけは毎回後悔している。3Zの担任教師である坂田銀八は、残念なことに国語科の教育免許しか持っていなかった。今日も先ほど水泳の授業があったらしく、プールの方から髪を濡らしたままぞろぞろと出てくる男子生徒とすれ違った。

「見た? Z組の神楽」

「ああ、見た。去年までノーマークだったんだけどな」

 廊下を歩いていた銀八は柱の影に隠れると、男子生徒の会話に耳を済ませた。

「なんかスゲーおっぱい育ってたよな。俺の記憶ではまな板だった筈なんだけど」

「あの顔といい感じの乳とか、結構上位入るわ」

 下品な会話とフシダラな視線。愛しい神楽がこんな男子生徒のおかずにさせて堪るかと銀八のこめかみには青筋が浮かんでいた。だが、その男子生徒の憧れである神楽の体はこの俺が育て、既にたっぷりと味わった。銀八は少々の誇らしさを感じ、優越感に浸っているとまた別の男子が現れた。

「俺、さっきどさくさに紛れてZ組の神楽のおっぱい触った!」

 とんでもない勇者が現れたのだ。銀八の顔から血の気が引いていく。

「で、代償は?」

「前歯3本!」

 どうやら顔面を拳で殴りつけられたらしい。それでも引き換えに神楽の……いや、銀八のものであるおっぱいを触った。これは合計28本ほど歯を折ってもらわなければ収まりがつかない。

「あれ本物だったわ。いや、あいつ将来絶対スゲー体になりそう」

 銀八は今すぐにでも出て行って男子生徒の息の根を止めてやろうかとも思ったが、後からきた男子生徒の衝撃発言にそれどころではなくなったのだ。

「さっき、Z組の神楽の乳首吸ったぞーーーー!」

 銀八は後ろにぶっ倒れた。何故そんなことになったのか。神楽が許可したのか。それとも無理やり吸ったのか。ついに銀八はブチ切れると男子生徒の前に飛び出した。

「オイ、覚悟は出来てんだろうなバカヤロー!」

「え? 銀八先生?」

 銀八は笑顔を浮かべ、青筋だらけの顔で言った。

「今期末、お前らの成績、血の色してねーと良いなァ? ああ?」

 全く意味がわからないと不気味がった男子生徒達は慌てて廊下を駆けて行った。

 残念だが、教師である以上生徒をぶん殴る事は教育委員会並びにPTAが許さないのだ。仕方なく全ては成績表で始末してやると、どうにかこの場では刀を収めるのだった。

 しかし、何故神楽はあんな冴えない男子生徒に乳首を吸わせたのか。体の奥底から湧く怒りのせいか震えが止まらない。止まらないが次の授業が待っていると、神楽に話を聞くことも出来ないままその場を後にするのだった。

 

神楽side

 銀八には絶対に言えない。プールサイドで沖田に飛び蹴りを食らわせた際、すっ転んで近くにいた男子生徒もろともプールに落っこちたなど。そして、その男子生徒が慌てて神楽にしがみつき、酸素を吸おうとして神楽の膨らんでいる胸を吸ったことなど。

 本日、最後の授業中。神楽は知らない男子に吸われた乳首が変な感じであると落ち着きがなかった。今日はやけに男子の視線を胸に感じた。それは神楽がずっと望んでいたことなのだが、銀八以外の視線をどうも受け入れられない体になっていた。まだゾクゾクする。知らない男子に水着の生地越しに吸われた感触。水に浸かっていることもあって水着の上からでも分かる程に乳首が立っていた。それをチュウっと吸われてしまったのだ。

「神楽! お前は残りなさい」

 教壇に立つ銀八の鋭い目が神楽に突き刺さる。

 私、何かしたアルカ? 神楽はそう訴えてみるも銀八の目には怒りのような、憎悪のような、なんだが今までに感じたことのない感情が込められていた。

「起立、礼」

 終業を告げるチャイムが鳴ると、クラスの者達は皆は一斉に教室を出た。しかし、神楽はまだ着席したまま銀八を見ている。別に銀八と一緒なら居残りもデートのようなものなのだが、今日の銀八はどうもいつもと様子が違う。クラスの生徒をさっさと部屋から追い出してしまうと、ドアに内鍵をかけたのだ。そこでようやく神楽が席を立った。

「銀ちゃん、何してるネ」

 すると銀八は教室に目隠しするようにカーテンを引いた。途端に3Zの教室は、暗幕をかけられ怪しげな雰囲気を漂わせる。銀八の眼鏡が鈍く光った。

「神楽? 分かってるよな?」

 何の話だろうか。神楽は窓際にまで追いつめられると首を傾げた。

「抜き打ちテストだよ、抜き打ち」

 こんな暗い教室で抜き打ちテストなど、全く不釣り合いであるのだ。だが、銀八の目は本気だ。

「どういう意味ネ?」

 そう言った神楽の太ももに銀八の手が触れる。

「ここ、学校アル……ウチまで我慢出来ないアルカ?」

 いくら大好きな銀八の頼みであっても、まだ誰が居るかも分からない学校で、それも3Zの教室でこんな事は…………しかし、銀八の手は一気に神楽の下着まで上り詰めるとパンツの脇から指が侵入した。

「銀ちゃん!」

 銀八の指が神楽の割れ目をなぞる。そして、ゆっくり下着から出てくると無骨な中指が目の前に掲げられた。

「オイ、なんでお前濡れてんだよ?」

 神楽の頬が真っ赤に染まる。そして顔を横に向けた。

「さっきプール入ったから……それで……」

「こんなヌルヌルしたローションみたいな水ん中で泳いだのか? なぁ? 神楽」

 ニタリと笑う銀八の顔。神楽は言い逃れは出来ないと感じた。今日あったことを素直に言おう。そう思っていたのだが……

「神楽、お前さ……アレだって? 俺以外に胸見られて、触られて、それで吸われたって?」

「な、なんで知ってるネ!」

「隠してたっつう事は、やましい気持ちがあったってふうに俺は受け取るけど?」

 違うのだ。銀八以外の男に性的な対象として見られるなど、許せないことである。ただ驚きと動揺と……あとは生理現象である。神楽は自分の下着の中の状態は、体が神経反射的に起こしたものだと思っていた。

「銀ちゃん、違うアル! ちゃんと聞いてヨ!」

 しかし、銀八は適当な椅子に腰掛けると足を組み神楽をジッと見つめた。

「机の上で股開けよ」

「なんでヨ」

 すると銀八は机に頬杖をついて言った。

「見られると興奮すんだろ?」

 心外である。見られて興奮したわけではない。それは本当だ。

「違うネ! あれは事故で……それで……」

「なら、そこで股開いて見せてみろよ。見られて興奮してねえっつうなら、見せられるだろ?」

 なんだかよく分からないぶっ飛んだ理論だ。だが、神楽にも意地があった。本当に他の男子に見られて興奮なんてしていないし、触られても吸われても、性的に感じたわけではなかった。

「分かったアル」

 神楽は銀八の目の前の机に座ると、M字に足を開いた。

「こ、これでどうネ」

「パンツ脱いで。じゃねーと見えねえよ」

 神楽は下唇を噛みしめると、銀八の顔を見た。冗談で言っているようではない。やはりどこか怒っている。このままでは『別れる』と言い出すような雰囲気すら感じる。神楽はそれだけは嫌だと、まだ学生が多く残る校内に気が気でなかったが、パンツを足首まで下ろすのだった。

「ほ、ほら、これで満足カヨ……」

 恥ずかしい。いくら薄暗いとは言え銀八にじっくりと見られては、体が震えてしまいそうだ。

「あれ? 神楽、なんでそんなヒクヒクさせてんだよ。まさか、お前やっぱり見られて感じてんじゃねえか」

「違う!」

 そう答えているのだが、中の方からトロリと何かが流れてくる。見られて興奮しているわけではない。絶対違う……銀八の顔が神楽の秘部へと近づいた。鼻息がくすぐったい。そんなふうに刺激を与えられると……

 ジュブっと音が鳴り、ヒクつく割れ目の中から愛液が溢れだした。

「それで? お前、俺が育ててやったおっぱい見られて濡らしてたって?」

「濡らして……なんか、ないアル……」

 息が上がる。恥ずかしさと期待だ。銀八に触れられたくて堪らない体は牝の匂いを放ち出す。

「なぁ、あと……吸われた乳首、見せてみろよ」

 そう言って銀八は神楽のセーラー服をまくり上げると、裾を神楽の口に噛ませた。そのせいでブラ越しの白い胸が露わになった。だが、それで終わらない。ブラまで上にずらされてしまうと、神楽は張りのより乳房が晒された。

「んッ……」

 顔が熱い。緊張もする。神楽は思わず銀八から顔を背けた。見られることなど慣れている筈なのだが、場所のせいなのだろうか。恐怖を感じる程に恥ずかしいのだ。

「上も下も見られて嬉しいか? 神楽」

 冷めた目だ。神楽はセーラー服の裾を咥えたまま首を左右にブンブン振った。しかし、乳首は硬く勃起し、何もされなくてもクリトリスが膨れ上がっていく。

「フゥ……フゥ……フゥ……」

 涙目の神楽はただどうしてこんなふうにされるのか理解出来ず、銀八にすがりつくような顔をしていた。

 もう、こんな事やめてヨ……そう訴えるような目つきだ。

「オイオイオイ。なんでそんな顔すんの? あー……もしかして喜んでんのか?」

 神楽はその質問にもブンブンと激しく首を横に振った。嬉しくなんてない。喜んでなどいないと。しかし、体は火照り、今すぐにでも銀八が欲しい。膣から溢れ出る愛液は尻の下を濡らし、早く孕まされたいと言っているようだった。

「神楽」

 そう言って銀八は神楽の前に立つと、ファスナーの中から肉棒を取り出した。

「お前、本当に俺だけだよな?」

 神楽は激しく頷いた。大好きなのは銀八だけであると。

「でもな、お前を抱く度に魅力が増して、胸もデカくなって……それで他の野郎に襲われて。なんで俺がこんな思いしなきゃなんねーんだよ」

 神楽はそうじゃないとやはり首を振る。襲われたわけでもなければ、銀八以外のモノになった覚えもないのだ。いつだって神楽は銀八だけである。そうなのだが…………

「俺だけ見てろ」

 眼鏡越しに見える銀八の目は鈍く光り、そこか冷たく突き刺さる。その癖、割れ目に押し当てられている亀頭は既にパンパンで、火傷しそうな程に熱い。もう抗うつもりもない。何をされても良いのだから。次の瞬間、怒りに任せて銀八が神楽の膣穴に肉棒をねじ込んだ。

「んぐッッッ!」

 神楽は突然乱暴に差し込まれ、体を仰け反らせて刺激に耐えていた。つま先が軽く痙攣し、ビクンビクンと震えている。だが、辛うじて意識を保っている。気を抜けばすぐに持って行かれそうではあるが、どうにか耐えた。

「この胸も俺のもんだろ? それにお前をエロい目で見て良いのも。つうか、お前は俺のもんだろ!」

 銀八は神楽の両乳首を指でつまむと、腰を一番奥、深い所まで突き刺すのだった。

 神楽の頭に電流が流れる。先ほどの比ではない。思わず口に咥えていたセーラー服の裾が離れ、唾液に塗れた唇から音が漏れる。

「ひぎッ、んッ、い、く……」

 神楽の膣はすっかり銀八を飲み込み、子宮を突いて欲しいと誘いこむ。

「そんなに欲しかったの? 神楽、美味しいって言えよ」

 意地悪く笑った銀八に神楽は涙目で睨みつけた。しかし、口から溢れる言葉はいやになるくらい銀八に従順だ。

「ぎん、ひゃんの……おちんぽ、おいひぃアル……」

 すると銀八の顔が軽く歪み、腰が掴まれた。

「神楽……もっと言って……」

「ぎッ、ちゃんの、お、いしい……んッ、ああッ!」

 銀八の肉棒が膣穴に出たり入ったりと繰り返す。その度に絡みつく神楽の膣はめくり上がり、充血した肉はいやらしい色で光っていた。銀八の先走り汁と神楽の愛液が混ざり合い、更に被さった銀八の唇が神楽の唇を塞ぐと、卑猥な音で教室は溢れかえった。

「んふ、んッ、はむ……ちゅるッ……」

 唇を貪り合って、下半身を交えながら二人はひたすら愛しあった。神楽はもうこのまま死んでも構わないと、銀八の愛を全身に感じながら身悶えしていた。

「きもちくて……んッ、ぁッ……しんじゃうアル!」

「声抑えろ。それとも……聞かせてんの?」

 男子生徒の絡みつく脂っぽいいやらしい視線。今日はそれに胸を視姦された。

《あいつのおっぱい、デカくなってない?》

《あとでどさくさに紛れて触ってみよう》

《今晩のオカズ、あいつにするわ》

 聞こえてきた卑猥な言葉の数々。神楽はこんなふうに自分が見られるなど、全く想像もしていなかった。嫌だった。銀八以外にそんな目で見られるのは絶対に嫌なのだ。

「銀ちゃんとッ……付き合ってることぉ、言っちゃいたいネ……」

 すると突然、神楽の中の銀八が膨張し、硬さを増して襲いかかった。

「いっちゃ、う、ぎんちゃん!」

 神楽は銀八にしがみつくと、銀八も神楽の奥深くで動きを止めて何もかもを出し切るように放出させた。しばらく繋がったままで二人はキスをすると、ゆっくりとその体を離すのだった。

 

 銀八の膝の上に座る神楽は、銀八の頭を撫で回しながら言った。

「だから言ってるダロ。銀ちゃんだけだって」

 胸が大きくなったことは嬉しいのだが、それが銀八によってもたらされた事はもっと嬉しいのだ。何よりも大きくなった胸を誰に見せたかったのか。それは銀八以外にあり得ない。

「銀ちゃん、今度の休みプール行こうネ!」

 すると銀八が嫌そうに眉間にシワを寄せた。

「なんだよ。学校の男子だけじゃ見られ足り無えのか?」

 どうやら銀八は余程、他の人に見せたくないようだ。

「仕方ないアルナ。銀ちゃん家の風呂で我慢してやるネ」

「…………かぁぐらァ!」

 そうしてしがみついてきた銀八の元気具合に驚きながらも、再び神楽は剥かれてしまうのだった。

 

2016/07/01