6P!/神楽総受け

コメディー(ギャグ)、下ネタ、6Pアリ

神楽総受け(山崎、沖田、近藤、土方、銀時、新八)

※ふざけた、バカバカしい話


ある日の真選組屯所でのこと。

屋根の修理に呼ばれたのは万事屋銀ちゃんで働く例の三人組であった。それをぼけーっと中庭から眺めていたのはアンパン休憩中の山崎と沖田であった。

「なんであいつらが屋根の修繕してるんでィ?」

沖田がそう言ってアクビをすれば山崎がアンパンにかじり付きながらクマまみれの顔で答えた。

「どうも大工が怪我して、代理らしいですよ……チッ」

山崎は屋根の上で神楽とキャハハウフフと楽しそうに修理をしている銀時と新八に舌打ちをした。

「あんな楽しい職場で金まで稼げて……隊長、うちも女子募集しましょう」

すると沖田が山崎の後頭部に蹴りを入れた。そのせいでアンパンは吹っ飛び、池にぽちゃんと落ちてしまった。

「テメーは下半身以外でものを考えられねーのか」

「そんなやましい気持ちで言ったわけじゃないですからね」

「見てみろ、旦那も眼鏡もあいつをそういう目で……」

山崎と沖田は屋根の上の神楽を見上げるとチャイナドレスが風でめくれ、純白の眩しいパンティーが見えてしまった。途端に無言になる二人。そして銀時と新八も無言でそれを見ていたのだ。

「……隊長。あんまり俺らと変わんないみたいですよ」

「あっ、眼鏡が鼻血出した……」

神楽は鼻血を出した新八に蹴りを入れるも赤い顔で修繕の続きを始めた。

「なんであんな格好で屋根なんて乗ってんでしょうね」

山崎が神楽のスリットをガン見しながら沖田へ尋ねれば、同じように血走った目でスリットをガン見している沖田が答えた。

「ありゃ、旦那の趣味だろ」

「なるほど。露出調教的なアレか」

「自分の女が辱めを受ける姿に興奮して、夜に言葉攻めで更に興奮……かなりの上級者でさァ」

なんとなくそんな話のせいで銀時が神楽に命令して恥ずかしい格好をさせているように見えてきたのだ。

「ってことは、やっぱり……まぁ、そうか……」

神楽の大きくゆさっと揺れる胸を見て山崎は一人呟いた。それを聞いていた沖田は相変わらず血走った目で神楽を見つめていた。

「てめーなら、放っておくか?」

「俺だったら……たぶん手出した時点で命ないですよ」

屋根の上では休憩時間になったのか神楽がおにぎりを食べているのだが、ほっぺについた米粒を銀時がとってやっていた。その指についた米粒を神楽はぺろりと食べてしまうと、口に突っ込まれた銀時の指をチュパチュパとしゃぶっていた。

「でも旦那もまだまだでさァ。俺なら指で満足はしねぇ」

「えっ、何しゃぶらせ……」

そんな時だった山崎と沖田の頭上に影が出来たのは。背後に誰か立っているようなのだ。二人は土方だと思いマズいと焦ったのだが――――――

「俺なら、逆にしゃぶらせてもらうがな」

そう言ったのは仁王立ちした近藤であった。山崎はほっと安心すると今度は三人で屋根の上の神楽を眺めた。何をしているのか神楽は四つ這いになって作業しており、そのせいでパンパンに張った胸の谷間がチャイナドレスのホックの隙間から覗いていたのだ。この瞬間だけ三人の視力は8.0と言う驚異的な数字を叩き出した。

「局長、しゃぶらせてもらうって……指をですか?」

「いや違う」

「馬鹿かよ。あれしかねーだろ。おっぱいだ」

しかし近藤はブンブンと首を横に振った。

「XXXXXに決まってんだろ」

ハハハと笑っていたがなかなか酷い内容に山崎と沖田は若干引いていた。

「いや、外ですよ」

山崎が青い顔でそう言えば、近藤が答える。

「話だけなら何言ったって構わねえだろ」

「確かにそうでさァ」

そこで各々が妄想に耽りはじめた。近藤は目を瞑るとふしだらな妄想にニヤついた表情を浮かべている。

「俺はあのチャイナ娘のXXXXXを全裸でしゃぶらせてもらいながら罵られてぇな」

「なんて罵られたいんですか?」

「《……必死すぎてキモっ》とか言われて、冷めた目でゴミクズ同然の扱いをだな」

山崎はかなりドMな性癖を暴露した近藤に冷ややかな視線を送った。

「さすがは近藤さんでさァ。俺は逆だ」

対抗するように沖田が口を挟んだ。

「えっ、逆ってしゃぶらせるってことですか?」

「そうでィ、それも近藤さんのをな。惚れてもいねー男のXXXを旦那の前でしゃぶらせてやりてーんでさァ」

近藤と対照的に今度はドSな沖田に冷ややかな視線を送った。

「……笑えませんよ。なんなんですか。歪みまくりだろ」

「そういうザキはどうなんだ」

「どうせ俺は普通ですよ……」

そう言うと山崎は眩しそうに神楽を見上げて言った。

「あそこからこっちに向かって小便ぶっかけてもらいたいだけです」

近藤と沖田の顔に暗い影が落ちた。

「それ、普通じゃねーだろ……」

「ザキ……俺はずっとてめーをただのアンパン野郎だと勘違いしてた。悪かったな」

そう言って沖田が山崎の肩をポンと叩いた。

「え、なんか引いてませんん?」

「そもそも人外に惚れる男だ、普通じゃねーとは分かってたがな」

近藤もそう言って山崎のもう片方の肩をポンと叩いた。

「あんたらも似たようなもんだろう!」

そうして三人が謎の友情を深めていると頭上に暗い影が落ちた。今度こそ土方だ。三人は顔を引きつらせて振り返ると案の定、ブチ切れ寸前の土方が煙草片手に立っていたのだ。

「このクソ忙しい時に揃いも揃ってサボりたぁ、どういうつもりだ」

「まぁまぁ、トシ! 落ち着け!」

「そうでィ、土方さんもアレ見て少しは落ち着けよ」

三人は屋根の上の神楽を指差すと、土方は眩しそうな表情でそちらを見上げ目を細めた。

「万事屋がなんだ?」

「わかりませんか? ほら、今も見えた」

神楽が立ったりしゃがんだりする度にスリットがフワリとめくれて白い腿と純白のパンティーが見え隠れするのだ。土方はそれを凝視するもすぐに山崎を睨みつけると煙草の煙を吐いた。

「テメェらはガキか!」

それに反応を見せたのは沖田であった。

「はぁ? ガキだろうがズルムケだろうが関係ねーだろ!」

「そうだぞ、トシ。こういうもんに年齢は関係なーだろ」

アホかと土方は吐き捨てるもその場から立ち去ろうとはせず、横目でチラリと屋根の上を眺めていた。

「副長も十分気になってんじゃないですか!」

「なわけねーだろ! テメェらと一緒にするな」

そう言うわりにはやはりチラチラと神楽を目で追っているのだ。これには三人も《はは〜ん》と言ってニヤッとした笑みを浮かべた。

「で、土方さんはザキと同じであいつの小便浴びたい派ですかィ?」

沖田がくだらない質問をすれば土方のこめかみに青筋が浮かんだ。

「あ? なんの話だ?」

「妄想ですよ、チャイナさんとの」

すると土方はついに痺れを切らしたのか背を向けると、煙草を地面に落とし靴裏で消した。

「……目隠し状態で乳首舐められながらの亀頭攻め。最後は騎乗位でガンガン犯されながら無理やり中出しさせられてェ」

そんな言葉を残し風のように去って言った。遠のいていく背中はいつもよりも何故か大きく見え、頼もしく漢らしく映った。無駄がなく、それでいて変態性の高い願望を見事に言い表しており、さすがは鬼の副長と恐れられているだけの男である。山崎、沖田、近藤は思わず敬礼し土方を見送ったのだった。

「……そろそろ俺らも戻るか」

「そうですね」

近藤もいつものストーカー活動へと戻り、沖田は縁側での昼寝に戻った。山崎は屋根の上の神楽を眺めながらどうするかと考えていた。

相変わらず神楽が銀時の腕を取って胸がムギュっとぶつかったり、新八の背中に被さって胸を押し付けたり、キャハハウフフと楽しそうである。腹が立つ。思わず眉間にシワが寄り、奥歯に力が加わる。山崎はハァとため息を吐くと女子の居る職場に転職しようかと考えるのだった。

 

***

 

題:妄想物語

 

この日、近藤はいつも通りお妙の家でお妙のタンスを漁り、お妙の洗濯済みのパンティーを口に含んでいた。しかし今日は先程シャワーを浴びたことを知っている。つまり、まだ洗濯前の使用済みパンティーがこの世界に存在すると言うことなのだ。近藤は誰にも気付かれないようにこっそりと洗濯前のパンティーの元へ向かうと……まだ生産されたばかりのお妙のエキスの染み込んだパンティーを手に取った。

「ゴクリ、こ、これが……幻と呼ばれているあの秘宝か……」

心臓の高鳴りと手の震え。あまりにも興奮状態の近藤は周りの状況など確認することもなく、勃起したチンコを右手に握りしめながらお妙のパンティーを口に…………

「うぉぉおおりゃぁああ!」

どういう事かそこには神楽が居合わせたのだ。その神楽によって近藤は下半身丸裸のまま廊下の壁にぶん投げられたのだ。

「姐御に留守番頼まれたアル。お前、今何しようとしてたアルカ?」

「ひ、いやぁ、なんも、俺は何も……」

「嘘つけゴルァ! そこに正座しろヨ変態!」

近藤は廊下で下半身丸裸のまま正座させられるも、ゴリさんだけはゴリッゴリに立ったままであった。神楽が赤い頬でそれを睨みつけるとゴリさんは更にゴリッゴリになってしまった。

「なんで大っきくなってんダヨ……キモ…………」

蔑んだような冷たい視線が近藤へと突き刺さる。恥ずかしさとそれを上回る興奮。それらが近藤を包み、神楽が気持ち悪いと言う度にさきっぽからは汁が溢れた。

「頼む! お妙さんには……」

「言えるわけないダロ! なんて報告すれば良いか……口に出すのもおぞましいアル」

しかしそう言う神楽の視線はかなり巨大なゴリさんに釘付けで……そこで近藤はまさかとは思ったが訊ねてみた。

「勃起チンコ、見るの初めてじゃねーだろうな?」

すると神楽は分かりやすく目を泳がせるとキャンキャンと犬のように吠えたのだ。

「そそ、そんなわけないダロ! それくらい見たことあるし、触ったこともあるネ!」

しかしこの反応は処女のアレそのものである。近藤はしめたとニヤリと笑った。

「もちろんしゃぶった事もあるんだな?」

神楽が一瞬言葉に詰まり、しかし直ぐに目を閉じると頷いた。

「……あたり前ネ」

「ってことは、唾を吐きかけたことももちろん?」

「あるに決まってんダロ!」

近藤は上に来ていた服を脱ぎ捨てると全裸になった。そして廊下の床に仰向けに寝転がると神楽に言ったのだ。

「でもお前さんがそこまで出来るようには見えねェな。いっぺんちょっとやってみてくれねーか。俺も罰は受けなきゃならねぇからな」

神楽は真っ赤な顔で片目でチラチラと近藤を見ていたが、罰という言葉に納得したのか近藤を上から見下ろすと両腕を胸の前で組み、唾を吐きかけたのだった。

「ペッ!」

神楽の唾液が近藤の勃起した肉棒へと浴びせられる。

「お、おお!」

ムクムクと膨れ上がっていく肉棒は何もせずとも破裂しそうになっていた。それを気持ち悪いとでも言うように眉間にシワを作って見ている神楽は、罵りながら唾を吐きかけ続けた。

「変態のクソゴリラが! キモい! マジできもい!」

他にも「死ね!」や「死んだあと地獄でもう一度死ね!」などと罵られ、その度に近藤は謝った。

「何でもするんで……ハァハァ……どうか許してください!」

「今、何でもって言ったナ!」

神楽はそこで唾を吐くことをやめるとジロリと近藤の顔を見た。こちらに向いた顔は少し呼吸が上がっているように見える。まさか変態ゴリラを罵り、興奮したのだろうか。となればこれはまたとないチャンスだと近藤は自らこんなふうに願い出たのだった。

「お願いします! ご奉仕するんで、俺が変態だってことは誰にも言わないでくださいッ!」

「ご奉仕!?」

「クリトリスをベロベロベロベロ舐め続けるんで、どうか許して下さいッ!」

そう言って近藤が全裸で土下座をすると神楽は近藤の頭を踏みつけた。そして静かにショーツを脱いで、近藤の顔に跨るとこう言ったのだ。

「そ、そこまで言うなら……好きにすれば良いアル」

「ありがとうございますッ!」

近藤は神楽の股ぐらに顔を突っ込むと既に固くなっているクリトリスをチュパチュパと吸ったのだ。その必死な姿に神楽は赤い顔で呼吸を乱しながらも吐き捨てるように言った。

「マジ、きもいアル」

しかしそう言いながらも神楽のパンパンに膨らんだクリトリスは近藤の愛撫で快感を得ているのだ。その事実に興奮し、近藤は更に鼻息を荒くさせた。

「……必死すぎてキモッ」

言葉が耳に入る度に近藤はゴリッゴリに勃起させた。先走り汁が止まらない。今にもそれは破裂して、無残にも射精してしまいそうだ。

そんな時だった、廊下の向こうからこちらへと歩いてくる足音が聞こえたのは。慌てて神楽は股を閉じるも、全裸で勃起した近藤が隠れるヒマはなく、廊下に落ちたままになった。

「お、おい、何だよ! 神楽、何があった!?」

現れたのは銀時であった。どうやら留守番を任された神楽を心配し、様子を見に来たようなのだ。

「な、なんでも無いアル」

神楽は赤い顔でそう言ったが、この状況でなんでもないは無理がある。銀時のゴミを見るような蔑んだ目が近藤に突き刺さった。

「お妙だけじゃなく、神楽にまで……」

「ち、ちがう! 万事屋ァ! 待ってくれ!」

銀時が腰の獲物に手を掛けた瞬間、誰かが銀時と近藤の間に入り込んだ。

「まちなせィ」

そこへ現れたのはなんと沖田であった。

「俺は始めから見てたんで、何があったか知ってやすぜィ」

「それで何があったんだよ」

沖田はニヤリと笑うと神楽を指差した。

「近藤さんを全裸にして、クリトリスを舐めさせてたんでさァ!」

神楽の顔が真っ赤に染まり、沖田の胸ぐらを掴みにかかった。

「お前ッ! なんてこと言うアルカ! 死ねぇぇえええ!」

「旦那、信じてくだせィ。証拠の動画も録画済みでさァ」

「銀ちゃん、いやぁあ! 見ないでぇえええ!」

神楽はその場に崩れ落ちると沖田がポンと肩を叩いた。そしてしゃがみ込むと神楽の耳元で囁いた。

「うちの大将に生意気にもしゃぶらせて、そのまま帰すわけには行かねぇ。誠意、見せてくれよ」

神楽の顔が引きつり、ゆっくりと銀時を見上げた。二人の視線が交わる。しかしそれを断ち切るように沖田が間に入り込み、神楽の顔を覗き込んだ。

「わかってんだろ? てめーがやらせたこと、近藤さんにもしてやれよ」

「ぎ、銀ちゃん!?」

神楽が助けを求めるように名前を呼んだが銀時は赤い顔を伏せると何も答えなかった。

「銀ちゃん……?」

「ほら、早くしろ」

沖田に髪を掴まれた神楽は無理やり近藤の陰茎に顔を寄せられてしまった。

「うっ、きもい! いやアル!」

その言葉に近藤のゴリさんはビクンビクンと跳ね始めた。

「旦那も保護者なら責任もって指導してくだせィ」

その言葉に銀時は虚ろな目で神楽に言った。

「……お前がさせたこと、こいつにもしてやれ」

そう言った銀時の唇は震えていた。そして言ったと同時に神楽から顔を背けた。その態度に神楽は目に涙を浮かべるも諦めたのか近藤の肉棒に唇を寄せるのであった。

「あーッ! おお! チャイナ娘ぇぇえええ!」

瞬殺であった。近藤は唇が触れただけですぐに射精してしまうと神楽の顔に大量の精液を吐き出したのだ。唖然とする神楽、沖田、銀時。

「……仕方ねェだろ」

涙目の近藤は散らばっている服をかき集めると逃げるように家から出て行った。残った三人はなんとも言えない顔で互いを見ると白々しいセリフを口にして別れるのだった。

「なんか、用事思い出したわ」

「俺も土方さんに頼まれてたこと思い出した」

「私も……アレがそれだったネ」

しかし、この日を境に神楽は変わってしまったのだ。真選組の男共に復讐を誓う修羅と化してしまうのであった。

 

 

真選組の男共を自分の支配下に置くことが今の神楽の最大の悦びであった。

この日、神楽は真選組の中枢を食い荒らそうと屯所へと入り込んでいた。目指すは真選組の要である土方十四郎だ。あの男を従わせる事が出来れば真選組を手にしたも同然であった。神楽は高い塀を軽々と飛び越えると屋根に飛び移った。そして周囲を見回していると……目の下にクマを作り、アンパン入りの袋を隠れて吸っている山崎を発見してしまった。ひと目で分かる。ヤバイ奴だと。神楽はブルっとその身を震わせたが、相手は山崎である。無視して土方の部屋へ向かおうとして――――――目が合ってしまった。山崎はニタリと笑うと大声で叫んだ。

「そこから、小便を俺にかけてくれ!」

「気持ち悪い」

しかし山崎の目に心臓でも貫かれてしまったのか動くことが出来ないのだ。しかも丁度尿意をもよおしている。神楽は復讐を誓う鬼だ。ゴミクズのような変態に小便を引っ掛けることくらい朝飯前でなければいけない。神楽は周囲を見回すとゆっくりとショーツを脱ぎ、そして股を開いて屋根の上にしゃがみ込んだ。

「突っ立てないでこっち来いヨ」

赤い顔で神楽がそう言うと山崎はゾンビのようにフラフラと神楽の真下までやって来た。そして口を大きく開けると来いと手で合図をした。次の瞬間、プシャーっと黄金色の聖水が神楽の秘部から吹き出し、山崎の頭上へと注がれた。すると不思議と山崎の目の下のクマが消え、ゾンビのようだった青白い顔にも生気が宿った。

「ありがてぇ、ありがてぇ! これが天の恵みかぁ!」

「ば、バカアルカ! 何言ってるネ」

神楽は真っ赤な顔で恥ずかしがるも山崎へと小便を注ぎ続けた。すると山崎はおもむろにズボンのファスナーから勃起したチンコを出すと神楽に懇願した。

「下りてきて、これにも……かけてくれ!」

神楽は少し悩んだような顔を見せ、しかしハァとため息をつくと困ったような顔で笑った。

「仕方ねーアルナ。一回だけだからナ」

そう言って神楽は山崎の勃起したチンコへと直接小便をかけてやったのだ。

恍惚の表情を浮かべる山崎。みるみるうちにビンビンに勃起し、腹につきそうなまでに起き上がるとビュルルルルルルと精液を排出しながら絶頂を迎えるのだった。山崎は昇天してしまったのだ。その場に崩れ落ち、地面に倒れ込むもその表情は実に穏やかであった。

「まさか……死んでる!?」

神楽は慌てて脈を確認したが、どうやら気絶してしまっただけのようであった。そして気付く。己の愚かさに。復讐を誓ってここへやって来たと言うのにゾンビのような山崎の御霊を救ってしまったのだ。

「私……なんで……誓ったアル……あいつらを……」

まだ自分にも誰かを救える力があったのだと神楽は気付いてしまったのだ。迷いが生まれる。今から親玉である土方を襲いに行こうとしていると言うのに、このままでは隙きを突かれ沖田の二の舞いだ。それだけはもう二度と御免である。神楽は気合を入れ直しショーツを穿くと、土方の部屋へと向かうのだった。

 

部屋を覗けば既に布団へと横になっている土方が居た。これは簡単に事が済みそうだ。辱めを受けたあの日、必ず復讐してやると神楽は銀時と共に性修行をし、遂に秘技・男落としを習得したのだ。土方を落とし、真選組を支配する。その雪辱がいよいよ果たされようとしていた。

神楽は素早く部屋へ入り込むと、眠っている土方の布団へ滑り込んだ。そして着ている浴衣をはだけさせ、帯で土方の目を覆った。そうして視界を奪うと乳首に唇を寄せ、下着の中へと手を突っ込んだ。

「誰だッ!」

土方がそう叫んだ瞬間には神楽の舌が土方の乳首に這わされており、ズルムケの亀頭を指で突いていたのだ。

「ま、まさか、テメェは……!」

「ちゅぱ、逃げられ、ちゅぱ、ると、ちゅっ……」

逃げられると思うなヨ、と神楽は言うと、早くもパンパンに膨らんで来た亀頭を手でこねくり回しながら勃起している乳首を吸った。

「やめろッ!」

嫌がっているような口ぶりだが、その体は正反対の反応を見せる。

「嫌がってるわりに、さきっぽから汁が出てるアル! 我慢汁タラタラでなっさけない副長アルナ!」

「うっ、くッ、て、てめェ!」

神楽は高笑いをすると土方の体の上に跨り、ガッチガチに勃起した肉棒を割れ目にあてがった。

「お、オイ! 待ちやがれ! 何する気だ!」

「嫌がっても無駄アル。ナマで入れてやるネ!」

「やめろッ、それだけは! やめろッッ!」

しかし土方の肉棒は自ら神楽を求めるように割れ目の間に入り込むとヌルっと膣へ先っちょを突っ込んだ。

「ぁ、ん、ちょっと……これ、予想外アル……」

神楽は思わず色っぽい声を出すと土方の腰が勝手に動き、神楽と土方は深く繋がるのだった。

「これ、本当は好きなんダロ?」

神楽は土方の上で腰を振りながら土方のコリコリになっている乳首を指でいじった。

「ぁ、わ、やッ、やめろ!」

神楽の膣の中で更に肉棒が膨れ上がる。

「嫌がってるの嘘アルナ」

そう言って神楽は両乳首をいじりながら騎乗位でガンガンに腰を振った。土方の唸るような声が部屋に響く。情けない声を漏らすまいと歯を食いしばり、その歯の間からは涎が零れ落ちる。獣のような荒々しい呼吸。神楽はそんな土方の姿を愉しむように膣で肉棒を扱くと、自分も甘美な声を上げるのだった。

「ぁ、すごいネ、来てる、もうッ、精子ンぁ、上がって来てるッ!」

「ハァ……ハァ、ハァ、めろ……やめて、くれ……」

「中で絶対に出させてやるアル。嫌がっても、強制中出しネ」

神楽はそう言って土方の肩を押さえ込むと、激しい腰使いで土方の射精を促した。これこそが秘技・男落としである。これに耐えられる男はこの世に存在しないと言われる技だ。修行中、何度も銀時が中出しするハメになってしまった恐ろしい技である。

「ほらっ、きてるッ、来てるネ、ぁ、あ、大っきい、おっきくなってる!」

「うッッ! ン、あ! ああああああああああああ!」

土方はカタカタ震えると涙を流し、獣のように咆哮しながら神楽の中へと大量放出したのであった。ぐったりと横たわる土方。その姿を目に映す神楽は冷静であった。遂に神楽は雪辱を果たしたのだったが何故か実感が湧かない。どうしてこんなに虚しいのか。やはり復讐などするべきではなかったのだろうか。今は分からないと神楽は膣から精液を掻き出すと、一人夜の街へと消えて行った。

 

***

 

斎藤終は筆を置くとふぅと息を吐いた。

昼間、山崎、沖田、近藤、土方が話していた妄想を官能小説風にまとめてみたのだ。全員の願望を入れると言う点で話の繋ぎに無理があったかもしれないが、喜んでもらえるのではないかと思っていた。斎藤はさっそく複製を作り、四人に配ることにした。

山崎の部屋に一部、沖田の部屋に一部、土方の部屋に一部、近藤……とは出会ったので直接渡すことにした。こうして斎藤は少し友情も深まったのではないかと少しだけ嬉しくなったのだ。しかしこれがその後、とんでもない騒動の引き金になるとも知らず、今はのんきに休憩するのだった。

 

 

同日、夕方。神楽はお妙の家で銀時と新八とお妙、皆で鍋を囲んでいた。

「今日は屋根の修理頑張ったから、お肉が入ってるネ!」

神楽は嬉しそうに笑っていて、銀時も新八もお妙も笑顔であった。神楽が鍋に箸を伸ばそうとして――――――天井から何やらドサッと落ちてきた。皆の視線がそこへ集まる。

「あら? 冊子? どうして天井から?」

お妙は不思議そうに首をかしげると冊子に手を伸ばし、パラパラと数ページめくって読んだ。初めは謎めいた表情をしていたのだが、次第にその顔色が赤いものへと変わり最後には目を回して倒れてしまったのだ。

「姉上!」

新八が一番に飛び出しお妙を抱きかかえると、銀時が落ちている冊子を手に取った。

「何が書いてるんだよ。えっ、神楽のパンパンに膨らんだクリ……あ? はぁあ? ああああああ?」

銀時の額に脂汗が浮かび上がる。

「銀ちゃん、私のパンがクリって何アルカ?」

「な、ななななんでもねーよ! 気にすんな」

銀時は破り捨てようとしたのだが、その前に飛びかかってきた神楽に冊子を奪われてしまったのだ。青ざめる銀時と天井裏の近藤。神楽は何も知らずに冊子のページを捲ると……

「…………マジ、キモいアル」

信じられないほどに赤くなった顔でブルブル震えると、吐き捨てるように言った。そうして神楽は冊子を破り捨て本の内容のように復讐の鬼になると、銀時と新八を引き連れて真選組へ殴り込みに行くのだった。

 

 

ここは真選組の尋問室だ。捕まえた攘夷志士の取り調べを行う部屋である。銀時、新八、神楽は今回の騒動を重く捉え、ひとりひとり尋問する事に決めたのだった。あの卑猥な冊子を作った犯人は誰なのか。突き止め、必ず報いを受けさせると心に誓ったのだ。

「入って来い!」

神楽がそう言うとドアが開き、銀時と新八に連れられた山崎が入ってきた。

「他の奴らが逃げないように見張り頼んだアル」

銀時と新八は残り三人が逃げないように見張るため部屋から出ると、神楽と山崎の二人になった。

「これ、何か分かるってんダローナ」

椅子に座った山崎の前に置かれたのは一冊の本だ。もちろん例のあの本である。

「……俺が書いたわけじゃ」

「はいかいいえ、お前が喋っていいのはそのふた言だけだ! このバカチンがぁああ!」

神楽はそう言って山崎の椅子を蹴り飛ばすと山崎はヒェっと情けない声を上げずっこけた。

「もう一度訊く。これを知ってるんダロ!」

山崎は答えづらそうにモゴモゴと何か言うも、また怖い目を見たくはないと正直に答えた。

「知ってます。俺達の妄想です」

「妄想……この気持ち悪いのがか!」

神楽は驚愕した。こんなふうに性的な目で見られているとは考えてもみなかった。恋愛をしたいだとか、可愛いだとか美人だとか。そういうものは想像の範囲だが、この本に書かれている内容は神楽の常識を大きく上回っていたのだ。急に寒気に襲われた。

「マジキモいアル」

その言葉に山崎が突然フッと笑ったのだ。

「他の皆にも聞いてみなよ、おーい、局長、副長、隊長! それに旦那と新八くんも来てくれ」

山崎が声をかけると妙な雰囲気を漂わせた五人が部屋へと入ってきたのだ。神楽はすぐに銀時たちの異変に気がついた。

「なぁ神楽。もう良いんじゃねぇの。よくよく話聞いたら、まぁどこにでもある話だったわけだし」

「何寝返ってんダヨ! 一体何があったネ!」

どうやら廊下で喋っている内に打ち解けてしまったようなのだ。

「男ならあるだろ? ほら、新八くんもどんな妄想抱いてるか言って、言って」

近藤が新八にそう言うと、やけに照れて気持ちの悪い笑顔を浮かべた新八が頭を掻きながら答えたのだ。

「いや、よくあるよねって言うか、僕は神楽ちゃんと舌突き出してチュッチュしながら……おっぱい揉みたいなぁっていつも思っててさ」

「お前死ねヨ」

神楽は青ざめた顔で一歩さがると首を左右に振ってその身を抱いたのだった。

「旦那だってあるんだろ? この際、ぶちまけた方が今後の為でさァ」

「今後ってなんだヨ! 意味わかんねーヨ!」

神楽は沖田の胸ぐらに掴みかかるも、銀時の言葉ががそれを止めさせたのだ。

「神楽、お前は知らねぇだろうけどな……寝てるお前の口にチンコ突っ込んでシコった事あんだよ。皆の妄想くらいなんだって話だろ」

「ぎぃやぁあああああああ!」

神楽はそこで絶叫すると目に涙を浮かべて銀時に飛びかかり首を締めたのだった。

「お前だけ妄想じゃねーダロッ! 死ね馬鹿天パ! 逮捕されて死ねぇえええ!」

床へ倒れた銀時に馬乗りになって神楽が首を締め続けていると、土方が神楽の肩を強く掴んだ。

「やめろッ! そいつじゃなく、俺にやってくれ」

「目がマジじゃねーかヨ!」

神楽はどいつもこいつも恐ろしいと身の毛もよだつと遂に立ち上がり部屋から出て行こうとした。このままここに居ては、いくら夜兎族とは言え危険である。だが、既に時遅く、ゾンビのように生気を失った目の男ども六人に囲まれてしまった。それも一流の侍共だ。神楽が本気を出しても勝てる見込みは低いだろう。脂汗が額ににじむ。ハァハァと耳障りな呼吸音が狭い取調室に響き、部屋に二酸化炭素が充満していくのを感じる。クラクラする。苦しい。何よりも生気を失った目をしている癖に男どもは性器をビンビンに勃起させているのだ。一体どんな妄想に取り憑かれているのか。神楽はジワジワと壁に追い詰められると青ざめた表情で体を抱いた。

「指一本でも触れてみろ! お前らお陀仏だからな…」

するとニヤついた顔の沖田が言った。

「昇天させてくれるってことか。それなら指の一本…いやチンコの一本や二本、喜んで差し出してやらァ」

他の五人も《そうだ、そうだ》と頷くと皆が揃いも揃って勃起した肉棒をさらけ出したのだ。

「いやぁああああああ!」

このままではオチは見えている。神楽は一瞬のうちに恐ろしい結末を想像した。

 

 

壁に背中をピタリとつけた神楽は膝が震え、立っていられなくなった。まさか自分が男どもを惑わす程の魅力があったなど全く気づいていなかったのだ。こんな事態を引き起こしたのはもしかすると自分のせいなのかもしれない。そんなふうに弱気になった。すると一気に六人が襲いかかり、神楽の体を腕で押さえつけた。

「捕まえた」

誰かがニチャっとした笑みを浮かべた。それを確認する瞬間すら与えられずに仰向けに寝かされると、体を次々に弄られていった。誰かの手が乳房を揉み、誰かの手が太ももを撫で、誰かの手が尻を摩り、誰かの手が唇を弄る。もう何が何か分からないまま助けも呼べず男の武骨な手に体を刺激されるのだ。服は次第に脱がされ、ショーツは簡単に足首へと下げられた。右手に肉棒を握らされ、左手にも肉棒。唇は誰かの舌が舐め取り、クリトリスも同じように誰かが吸っていた。胸元は大きく開けられ、ブラも外されている。乳首をいやらしい手つきで摘まれると、思わず体がビクンと跳ねた。感じている。こんな状況にも関わらず感じてしまっているのだ。体温が上昇する。ダメだと頭では分かっているのだが、舌先を吸われ、クリトリスも吸われ、膣穴には指が入れられている。乳首は両方がつままれ、どんどんと固くなっていく。気持ちいい。神楽の体はそう感じてしまい、愛液が膣穴から溢れ出る。嫌がって抵抗しなければどうなるか分かっているのだが、こんなふうに全身を愛されてしまっては脳も溶け始める始末。神楽はどうにか体をねじってもがいてみたが、その動きは随分と弱々しいもので抵抗と呼べるものではなかった。

「んッ、ふん、んん……」

鼻から甘い声が抜け始める。これは興奮し、快楽に悦んでいる証なのだ。男どもが気づかないわけがない。

「あれ、神楽。エロい声出始めてるけど……」

銀時がそう言えば、乳房を触っている沖田が答える。

「乳首も随分とコリコリしてきてやすぜィ。ほら、これ、好きなんだろ?」

神楽は強めに乳首をつままれると、目を閉じて必死に絶えた。乳首だけで頭が白くなってしまいそうなのだ。

「乳首が弱いみたいだな。膣穴がキュッとしまって、指を咥えて離さねぇ」

近藤が膣穴から無理やり太い指を引き抜こうとすると、神楽は腰を上げてガクガクと震えたのだ。

「ん、ぐぐ、んふ、ん!」

力なく伸び切った舌を土方がしゃぶっているせいで声を上げる事も出来ない。それをいいことに神楽の膣穴に激しく指が出入りする。自分の指とは違う、太くゴツゴツとした男の指。神楽はフゥフゥと呼吸をしながらイカないようにと必死に耐えていた。

「嫌がってたわりに、腰上げて……神楽ちゃん、本当はこういうの好きだったんだ」新八のどこか蔑んだような言葉が耳に入る。

「ん、ちが! 違うアル!」

唇を解放された神楽はそう言ったが、右手に握る新八の肉棒を自ら手で扱いている事に気が付いた。

「神楽、お前……グチョグチョ言ってるって。いやらしいわ、マジで」

「言って、ない、いって……い、いぐう、い、ひぃ!」

両乳首を吸われ、愛液で溢れる膣穴を太い指がかき乱す。そのたびにグチャグチャと卑猥な音と泡が立ち、神楽の意識は既に吹っ飛ぶ寸前であった。

「いい顔になったな、銀さんはお前のそういう顔が見たかったんだよ」

「ふぇ? いや、ぁあ、見ない、で!」

神楽は頬を染め上げだらしのない表情になると、押し寄せてくる快楽の波に飲み込まれようとしていた。指を膣穴が激しく咥え込む。

「あああ、あ、もう、あ、いくッ!」

すると銀時の肉棒が神楽の口に突っ込まれた。熱く太く固い。それが口腔内の粘膜へと擦りつけられ……

「んぐううううううッ!」

「オラ、イケッ! 淫乱まんこイケッ!」

神楽は潮を噴きながら絶頂に達してしまった。ガクガクと震える体。しかし、こんなことでは終わらない。今度は男どもの肉棒を代わる代わるその身に咥えさせられるのであった。

 

数時間後、白濁色の体液に塗れ力なく天井を眺めている神楽が居た。

「もっと……ちょうだい、アル……おちんちん、もっと……」

うわ言のようにそう呟く神楽はもはや少年誌のヒロインと呼べない、ただの淫乱まんこに成り下がるのであった。

 

 

と言う妄想を神楽は一瞬のうちに見たのだ。これは、これだけは、なんとしても避けなければならないエンディング!

しかし、男どもの魔の手……いや、魔の肉棒はすぐそこにまで迫っている。こうなったら、この生命と引き換えに究極召喚であの《化物》を呼びつけるしかないのかもしれない。神楽はこの惑星を滅ぼす程の力を持った召喚獣の力を借りる決心をした。それも二体。息を大きく吸うと気持ちを落ち着かせ、そして叫んだ。

「パピィぃイイイイ! カムイィィィイイ!」

その瞬間、天井からズドンと光の球が降り注いだ。突然の出来事に肉棒を曝け出したまま硬直する一同。狭い取調室は砂埃が舞い、視界が悪くなった。天井からは先程空いた穴のせいでパラパラと瓦礫が落ちてくる。

「おい、ザキ。一体なんだ、これは」

「ゲホゲホ、あ、アンパンを早く吸わなければ……」

山崎が手探りでアンパンを掴もうとしたその時だった。逆に誰かに手を掴まれたのだ。

「あれ? こんな所にゴミが落ちてるけど」

ニコッと笑った神楽によく似た若い男。凍りつく山崎。

「おう、ゴミはゴミ箱へ。俺の教育、忘れたわけじゃねぇだろ? バカ息子」

男どもの前に現れたのは神楽の父である神晃とその金玉の中の精子から大きく育った神威であった。

「パピー、兄貴、あとはよろしくネ」

神楽はそう言うと腰を抜かしている男どもを置いてひとり取調室から出て行った。ドアが締まる瞬間、僅かに見えたのは血祭りにあげられる山崎と失神を起こす新八。土方を生贄に捧げようとする沖田と知性を失いゴリラ化した近藤。そして窓から一人脱出を図る銀時の姿であった。その後どうなったのか――――――バタンとドアが締まりうかがい知る事は出来なかった。

「さーてと、姉御ん家で鍋パの続きやろっと!」

こうして神楽の少年誌としてのヒロインの座は無事に守られたとさ。めでたし、めでたし。ZZZ。

 

2018/07/29