2015 Request
夏休みに入って初体験を済ませた付き合いたての3Z沖神
その後お互いの体にすっかりやみつきになり若さにまかせてサカりまくるR18
2人とも好奇心赴くまま朝晩問わず四六時中ガツガツしてる感じ
激しめ
季節は蝉がうるさい猛暑

青春スウェット/沖神3Z(リクエスト)


『あっち行けヨ!』が『こっち来てヨ』になり、『死ね! クソサド!』が『総悟! しんじゃうアル』に変わって1週間。沖田は冷房の効いた快適な部屋でベッドに潜り込んでいた。夏休み真っ只中。日はすっかり昇っているのだが、まだ身体は重く、昨晩も眠りに就いたのは午前3時であった。枕元のケータイにメッセージが入るも、沖田の意識は夢の中だ。そろそろ時刻は午前11時を過ぎようとしている。腹も空いてくる頃だろう。そんな沖田の部屋に食べてくれとでも言うように、涎も滴るご馳走は自ら飛び込んだのだった。

「お前! まだ寝てるアルカ! 私もう帰るネ! パピーが心配して姐御の家に電話かけちゃうかもしれないアル」

 そう言ったスペシャルなご馳走――――――沖田の彼女である神楽は、風呂上りなのか、バスタオルを身体に巻き付けてベッドの脇に立っていた。昨晩神楽は泊まったのだ。お妙の家に泊まると父親に嘘を吐いて。もちろんただ同じベッドに入り、淡い夢を見ただけではない。互いの若い肉体を欲望のままに貪り食らった。それが愛かと問われると答えに詰まる年頃ではあるが、好きだと思わなければ肌を重ねることなどしない。つまりは、他のどんな異性よりも好きなのであった。

 沖田は神楽の声に薄っすらと目を覚ますと、布団の中から手を出して神楽の腕を掴んだ。

「ギャッ! お、お前起きてるアルカ!」

「パピー……なんて単語のせいで、すげー嫌な夢見ただろ。どうしてくれるんでィ」

 沖田は人の夢を邪魔した罰だと神楽の身体をベッドへと引き入れた。そしてすぐにその身体に全身でしがみ付くと、身動きの取れない神楽の首もとに顔を埋めた。

「……変なことすんなヨ」

 神楽が赤い頬でそう言えば、沖田はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

「ンな格好でうろつくバカが悪いだろ」

 神楽の首から徐々に唇の位置を下へ流すと、バスタオルを剥ぎ、あまり膨らんでいるとは言えない胸へと行き着いた。

「お前っ、ちょっと!」

 沖田は抵抗する神楽を力で押さえ込むと、その身体はすぐに柔らかなものへと変わった。まるで《フリ》だと言わんばかりに。沖田は舌で優しく神楽の乳房を舐め回しながら、右手は滑らかな太ももの間をさまよっていた。

「も、もうッ……やめ…………はぁ……ンああっ……」

 敏感なのか既に固いクリトリスをくすぐれば、神楽の口からは淫らな吐息が漏れる。挿し入れた指はあっと言う間に割れ目から溢れ出る愛液に塗れると、沖田は引き抜いた指をマジマジと見つめた。

「これで突っ込まねぇ方が失礼ってもんでィ」

「か、勝手言うなヨッッ!」

 寝転んだまま股を大きく開かされている神楽は顔を両手で覆うと、恥ずかしいと言ったように叫んだのだった。だが、沖田はもう神楽が自分を欲しがっていることに気が付いていた。先ほどから開いた膣穴がピクピクと動いているのだ。早く咥えさせてくれと言わんばかりに。

 沖田は穿いていたズボンと下着、そして着ていたTシャツを脱ぎ捨てると、枕元に置いたままになっていたコンドームを装着した。そして、再び神楽に覆い被さり上から見下ろすと、赤い頬に唇を落とした。

「なっ! なななにヨ!」

「入れたい」

「…………知ってるアル」

 神楽は目を泳がせてそう言うと、沖田に色っぽく笑いかけた。普段は大して色気もない食欲の方が勝る女だと沖田も思っているのだが、この部屋で自分に組み敷かれている時だけは違うのだ。舐めれば溶けるキャンディーのようにとても甘い存在であった。

 沖田は神楽の唇に吸い付くと一旦体を起こして、神楽の割れ目に固い性器を押し付けた。そして腰をゆっくりと押し進めて行くと、神楽の肉と熱に埋もれていった。

「あっ! ダメっ!」

すると神楽は沖田の腕を掴み、目を強く閉じると…………もう果ててしまったようだ。それには沖田も苦笑いを浮かべた。

「……入れただけでイッちまったのか? そんなにコレが欲しかったのかよ」

 沖田はそう言うとまだ痺れている神楽に遠慮なく腰を打ち付けた。

 27度の室温。2人の熱のせいで一気に気温が上昇した。沖田の激しい息遣いや、神楽の高めの喘ぐ声。それが混ざり合って互いの気持ちを更に高めた。神楽の膣からはグチャグチャと湿っぽい音が漏れ、沖田の額から落ちる汗が神楽の頬を濡らす。

「あっ……はぁ……ンっ……もっと」

 頂戴ネ。神楽の甘い声が沖田の腰にブッ刺さり、痺れるままに体を激しく動かした。隙間なく体を密着させ、乱暴に突けるだけ突き上げる。だが、残念な事に神楽がイッてしまう前に沖田の体を快楽の波が襲う。

「い、く…………」

 沖田は歯を食いしばると神楽の片足を抱いたまま体を震わせた。昨晩も3回は出したと言うのに、白濁液はビュルビュルと神楽の中の更にコンドームの中へと放出された。

 汁にまみれた2人の下半身。しばらく繋がったまま口付けをすると、余韻に浸るのだった。


「……まだ時間あんだろ?」

 しかし、神楽は体を起こすと不満そうに唇を尖らせた。

「私は良いけど……お前は夕方から風紀委員の見廻りダロ! それにパピーに嘘ばれたら外泊禁止になるネ!」

 沖田は両腕を組んで考え込んだ。風紀委員はテキトーにどうにでもやれるのだが、神楽の父親にバレて外泊禁止になれば、それは大いに困るのである。一晩中、神楽をこの腕に抱くことだけが今は最高に楽しいことなのに、それを取り上げられるわけにはいかない。沖田は渋々納得すると、シャワーを浴びに風呂場へ向かおうとした。

「ま、待ってヨ…………」

 そう言った神楽の手が沖田の腕を掴むと、どこか未練がましい神楽の顔が沖田を向いた。

「私も……もう一回、シャワー浴びたいアル」

 まだ興奮冷めやらぬと言った感じの赤い神楽の頬。沖田はそれらに僅かに笑うと、神楽の腕を取って風呂場へ向かった。

 まだ浴室内は水気で湿っており、蒸し暑さが漂っていた。だが、シャワーから水を出すとすぐに全裸の2人にとって心地の良い空間に変わった。沖田は神楽の体を抱くと、壁に押し付けてキスをした。少しの瞬間も離れたいと思わないのだ。いつまでもこの柔らかな肌、しなやかな髪に触れ、そしてなめらかな舌を吸い続けていたい。

 さるがままの神楽も堪らなく興奮しているのか、もう復活した沖田の肉棒を掴むと上下にしごいた。その手の動きはまだ不慣れでぎこちないのだが、細く小さな手が絡みつくとそれだけで果ててしまいそうなのだ。沖田は僅かに口を開けて惚けた表情をすると神楽の唇から離れ、小ぶりな乳房に齧り付いた。手で下から押し上げて乳首を上向きにすると、それを歯を立てて愛撫する。

「そう……ご…………やめ……ンっ、て…………」

 そんなふうに嫌がられると益々沖田は興奮する。だが、今はこんなことをするために風呂場へ来たわけではないのだ。しかし、理性が簡単に剥がれ落ちていく。それほどまでに神楽の体に沖田は夢中であった。今にも神楽の中に入って、激しく突き上げたいのだ。そして、神楽の興奮してとろけた顔を見ていたいのだ。時間が許す限り。

 沖田の指が神楽の既に湿っている膣穴に入り込むと、神楽が泣き出しそうな顔で沖田の腕を掴んだのだった。

「やめろヨ……ダメだって……言って…………ンっ…………!」

 しかし、沖田が耳元で何かを囁くと、神楽の表情が大きく崩れて鼻にかかった甘い声が漏れた。

「そんなこと、言うなヨ……言っちゃダメ…………」

「何を言うなって? 言ってみろよ」

 神楽は沖田の首に抱きつくと、膝を震わせながら必死に立っていた。

「ンあ……はぁ…………」

 神楽の表情は既にとろけており、もう少しで崩れ落ちてしまうことが窺えた。沖田はこうなったら落としてしまえと、もう一度だけ耳元で囁いた。

「神楽……入れさせてくれ…………」

 沖田は神楽の答えを聞く前に、熱く充血している神楽の膣口に性器を押し付けた。すでにパンパンに膨らんでおり、いつでも突入することが可能である。先っちょからは、早く神楽を食べたいとヨダレが垂れているのだ。

「ナマはダメアル! だって…………」

 神楽は必死に頭を振るも、沖田はここまでして終いってことはないだろうと神楽の左足を抱えてしまった。壁に背を押し付けられて辛うじて立っている神楽は、ダメだと首を振り続ける。だが、それにも関わらず沖田の先っちょは神楽の中へと押し込められた。

「さ、先っちょだけでさァ……すぐ、すぐに抜いてやるから…………」

 沖田はへへっと笑うも、額に滲む汗が限界を示していた。このまま入れればもう果てるまで抜けないことは想像がつくのだ。何故なら先っちょしか入れていないのに、体に感じる熱が今までの比ではない。直に触れる神楽の敏感な部分に興奮が束になって押し寄せてくる。

「で、でも、ダメアル! もう……んんッ…………」

 しかしそう言った神楽の腰が前にグラインドして沖田を根元まで飲み込んでいく。ズブズブと肉をかき分ける感触と、神楽の温もりが沖田を包み、それだけで昇天しそうになった。だが、それは神楽も同じだったらしく、聞いたこともない艶っぽい声を上げると沖田の頭を抱え込んだ。

「や、ヤベェ……マジ、きもちいい…………」

 沖田はどうにか深呼吸をするも、あまりの快感に意識がそのまま飛びそうになった。神楽を見れば薄めでどこか遠くを見つめたまま声にならない声を上げている。

「あうっ……んんっ……擦ってヨ……き、気持ちいいアル…………」

 その言葉にもう我を忘れることを決めると、沖田は神楽の唇を塞ぎながら腰を打ち付けた。神楽の舌と沖田の舌が生き物のようにうごめき、唾液にまみれて絡まった。そして固い男根は奥の方で神楽の中を突き上げる。神楽に搾り取られそうになる度に、沖田は情けなくも声を漏らした。それほどまでに強烈な快感なのだ。このままずっと神楽を抱いて、誰にも渡さずに夜を迎えたい。そう思うほどにコレが好きで、コレが好きな神楽も好きで、とにかく全てが好いと思っていた。

「総悟、も、もう……イッちゃう…………イク、イく、い……」

 神楽はそういって体を仰け反らせると途端に動かなくなり、沖田の肉棒を強く締めあげた。そのせいで動いていた沖田も思わず意識を飛ばしてしまった。

 マズい………………

 そう思った時には神楽の体の一番奥深くで、ヤケドするほどに熱い精液を注ぎ込んでいたのだ。

「あッ、あ……ああ、あ…………」

 そう言って熱を感じている神楽に沖田は堪らなく興奮した。

 神楽は俺だけのもの――――――そんなことを強く思ったのだ。


 その後、興奮も少し落ち着いた沖田と神楽は慌てて体を洗うと風呂から上がり、髪を乾かした。そして、着替えを済ませると午後3時を告げる時計に少々焦っているのだった。

「じゃあナ! またネ」

 そう言って玄関のドアから出て行く神楽に、沖田はどこか寂しさを感じながら見送った。またすぐに会えるのは分かっているが、やはり出来ることならば24時間365、或いは366日共に過ごしていたいのだ。だが、それを口に出すことはない。沖田は制服に着替え直すとテキトーに食事をして風紀委員の集合場所へと向かうのだった。




 合鍵は渡してある。1人で住んでいるマンションと言うこともあり、沖田は神楽がいつ来ても良いようにと初めて抱いた日に部屋の鍵を渡していた。しかし、それが使われたことは一度もない。いつも沖田が『今から来ねえか?』と連絡をしてからでないと神楽は来ないのだ。彼女はどう考えても遠慮するタイプではない。それなら何か他に理由があるのだろうが…………

 しかし、この日、沖田は夕方過ぎに近藤の家から出てマンションに着くと、玄関の鍵が開いていることに気がついた。それが誰の仕業かすぐには分からず泥棒かと警戒したが、玄関から伸びる廊下の先、そこから制服にエプロンを着けた神楽が飛び出して来たのだ。

「オッス! おかえりネ」

 沖田は聞き慣れない言葉に妙な照れを感じると、無視をして神楽が出てきたリビングへと向かった。入ってすぐに部屋の中がいい匂いであることに気がついた。どうやらそれはリビングと繋がっているキッチンから漂ってくるようなのだ。

「今日、補習で学校行ったら、家庭科部がクッキー焼いてたネ! 美味しそうだったから私もレシピもらって作ってみたアル!」

 沖田はそれを信じられないと思っていた。料理なんてどうやっても出来そうにない神楽がお菓子を作っているのだ。まるでこれでは普通の女の子である。

「勉強し過ぎて頭が狂っちまったわけじゃねえだろうな」

 すると神楽は手にミトンをはめると沖田の胸をぶっ叩いた。

「彼女になんてこと言うアルカ! そんなこと言うなら1つもやらんアル」

「ハナっから俺に食わす気なんてなかった癖によく言うな」

 沖田はふと目に入った流し台の悲惨な光景を見なかったことにすると、オーブンを覗きこんでいる神楽の後ろ姿を見つめた。どこかあどけなく映る制服に見慣れないエプロンを着けている。自分のために料理をしているわけではないのだが、この姿は自分のために用意してくれたものだと沖田は喉を鳴らした。

「俺はクッキーなんかよりも、もっと食いてぇものがあるんでィ」

「ええー、なにアルカ? 折角作ったのに……」

 神楽はブツブツと文句を垂れながら、目の高さにあるオーブンを覗きこんでいる。こちらの不埒な気配には全く気付いていないと言ったふうだ。沖田はそんな神楽に一歩近づくと、何をしてやろうかと考えを巡らせた。後ろから抱きしめてやろうか、それとも首筋に吸い付いてやろうか。そんな事を考えていると神楽の顔がこちらを向いた。

「あと5分で出来上がるアル!」

 純粋で無垢に見える汚れのない笑顔だ。だが、沖田はこんな神楽もひとたび服を剥げば性的なメスに変わることを知っていた。騙されはしないのだ。

「なら、その5分でどこまで出来るかやってみねーか?」

 するとそれまで笑顔だった神楽の顔がひきつった。そしてミトンを沖田の顔面に向かって投げつけると、急いで逃げ出したのだ。

「あっ、テメー! どこ行く気だ!」

 沖田は神楽を追って廊下に出ると、玄関で靴を履いている神楽に向かって飛びかかった。そして暴れる神楽に唇を引っ付けると――――――捕まえたのだ。

「ん、待てヨ……ちょっと、ま……あっ……」

 沖田は玄関のドアに神楽を押し付けると激しく濃厚なキスをした。逃したくはないのだ。しかも、あの激しい交わりからなかなか会えず、1週間は触れることすら出来なかった。溜まりに溜まった沖田の鬱憤が晴らせる時を待っていたのだ。

「クッキー! 待てって、ちょっと…………」

 だが、沖田は神楽の言葉も聞かずにエプロンの上から胸を揉みしだくと、膝でふとももの間を割って入った。しかし、神楽は逃れようと必死である。今まで口で嫌だと言ってはいても、これほどまでに抵抗するようなことはなかった。一体、何がそんなに嫌なのか? それはクッキーだけが理由ではない気がした。

「そんな嫌がることねーだろィ? 初めてってわけじゃねーのに」

「そういう問題じゃないアル!」

 しかし、沖田はやめるつもりはない。エプロンの隙間から手を入れると、そのままセーラー服の裾に手を突っ込んだ。そして、ブラジャーのホックを器用に外すと神楽の生乳をいやらしく、堪能するように揉んだ。手に触れる乳首は既に固く、やはり興奮しているようなのだ。

「何が『嫌』だ、すっかりその気じゃねえか」

「だから……だから言ってんダロ…………」

 神楽は目に涙をいっぱい溜めると沖田をきつく睨み上げた。しかし、その頬は赤く、沖田は神楽の表情に心を掻き乱されると堪らず口付けをした。

 柔らかな神楽の唇、それと反する神楽の尖った乳首、指で摘んでやると可愛らしい声を漏らす。

「んんっ、も、もう……1週間、我慢してたのに……ひどいアル…………」

「我慢? することねーだろ? いつでも抱いてやらァ」

 すると神楽は沖田の首にしがみつくと、息が上がったまま言った。

「でも、ずっとして欲しいネ、総悟とずっとエッチしてたいって……それっておかしいダロ…………」

 沖田の心臓が激しく震える。神楽はあの日からすっかりと身も心も沖田のものになってしまったようなのだ。普通の女の子の顔をしていても、内心では『セックスをしたい』そんな淫らな事を考えているのだ。沖田の腰にゾクゾクとした寒気が走った。

「こんなんなってりゃ、今日の補習中も勉強どころじゃなかっただろ?」

 すると神楽はコクンと黙って頷いた。それには沖田も口角が上がると、摘んでいる神楽の乳首を軽く弾いた。

「あうッ……!」

「あんまり声出すと外に聞こえるだろ……それとも聞かせてえのか?」

 今度はブンブンと頭を横に振ると、神楽は沖田の顔をようやく見たのだった。

「ベッド……行くアル…………」

 しかし、沖田はその前にあることを確認しておきたかったのだ。スカートの奥の下着の中。それがどういう状態にあるのか、今すぐにでも知っておきたかった。

「クッキーなんて家でも焼けんだろ。なのになんで今日は俺んちに来た?」

 その理由はきっと下着の中にある。沖田は神楽のパンツを触ると、既にそこが滴るほどに濡れていることに気がついた。

「なんか、この前から、お前のこと考えると……こうなっちゃうアル…………」

 神楽は泣きじゃくるようにそう言うも、沖田はなんてことない表情をしていた。

「随分と下品なメス豚に成り下がったもんだな」

 とは言ったが実際はこの状態の神楽を前に呼吸も荒くなり、格好などつけていられる状態ではなくなっていた。もう窮屈で堪らないと、下着の中の肉棒が痺れを切らしていたのだ。

「ベッドまで行くことねえだろ。ここで入れてやる。尻をこっちに向けろ」

 偉そうに命令する沖田にいつもなら神楽も反抗するのだが、今日だけは……下半身をだらしなく濡らしている今日だけは素直であった。神楽は自分でパンツを脱いで右足にかけたまま、玄関ドアに片手をついた。

「だからナマでするの嫌だったアル……絶対こうなるって分かってネ!」

 沖田はズボンと下着を一緒に脱ぐと、神楽の尻を抱えて撫で回した。

「俺が欲しくて堪らなくなる、そういうことか?」

 神楽は頷くと目を閉じて何も言わず、その時が来るのを待っているようだった。沖田はもう少し焦らしてやりたかったが、自分の方が堪らないと既にヌルヌルである神楽の中へと肉棒を沈めていった。


 汗が肌の上を滑り、神楽の白い尻へと落ちていく。ネチャネチャとした粘液の擦れる音がただ玄関へと響いている。突っ込んで軽く腰を引いて――――――結合部を見れば、神楽の肉が逃さないと言ったように引っ付いてくるのだ。それが随分といやらしい。興奮とナマの気持ちよさにすっかりと理性を失った沖田は、神楽をいたわることなく激しく突き上げ続けた。それを受け神楽も股を大きく開き、腰を反らせては《一番気持ち良い所》を探っているようであった。その姿はまさに獣のようであり、2人の足元には水たまりが出来上がっていた。

「ああっ……ふンッ……あッ……あんッ…………」

 突き上げるリズムに重なるように神楽の淫靡な声が漏れる。沖田も流れる汗に意識がもうろうとしていたが、それすらも心地好いと何も考えずに腰を打ち付けた。

「あっ、んンッ、ま、また出ちゃうッッ!」

 神楽はそう言って体を震わせると、プシャーっと膣から潮を吹き出した。もう4度目である。しかし、休む間もなく沖田が中をこすり続け、神楽は止めることが出来ないようであった。だが、沖田の方もそろそろ限界に近い。目の前で愛する女が淫らに声を上げ続けているのだ。あと少し見ていたかったが、もう無理だと一度ソレを引き抜くと神楽の白い尻に精液を発射させた。

 床に崩れる神楽。クッキーの焼き上がりを知らせるオーブンのベルはとっくに鳴っていたのだが、今はそれどころではないようなのだ。下からこちらを見上げる神楽の顔が沖田の濡れて光っている陰茎へと向けられた。

「…………なんでィ、まだ足りねーのか?」

 神楽は何も言わずに立ち上がると、今度は制服だけを器用に脱ぎ、全裸の上にエプロンを着けただけの格好になった。

「ありがたいと思えヨ……憧れの裸エプロンネ…………」

 それを見た沖田の性器は再び腹につきそうな程に上を向いた。

「誰も憧れてねえだろ」

 そうは言っても裸エプロンには興味ないが、その中身の神楽には十二分に興味があるのだ。素直に体が反応を示し、再び一つに混ざり合おうとする。

 神楽は誘うような顔つきになると、沖田の体を廊下の壁に押しやった。

「お前が私に教え込んだから、こうなったアル。責任取れヨ」

 神楽は背伸びをしてからかうように沖田の鼻先に唇をつけると、いつもよりも大胆に沖田の服を脱がせてしまった。


 蒸し暑く風も通らない薄暗い廊下。そんな空間は切ない匂いで溢れており、またそこで抱き合う男女も若さゆえに随分と切ない表情をしていた。

 沖田の肌に神楽のしっとりと濡れた白い肌が擦れる。抱き合って密着したまま口づけを交わし、どうやればもっと近づけるのかを互いに知りたいと深い所で舌を絡める。どんなに引っ付いてみても、その体が完全な1つの生命体にはなりえない。どうやれば本当に1つになれるのか。体だけでなく魂までをも重ね合わせたいと、沖田と神楽はただひたすら深い所へと潜っていった。

 硬い廊下で神楽が上になってみたり、リビングに繋がるすりガラスのドアに吐息をぶつけてみたり、また玄関に戻り今度は向い合って性器と性器を擦り合わせてみたり。やれることは全てした。だが、それでもまだ足りないのだ。

「もっと……頂戴ネ…………」

 その言葉が途切れることはない。沖田も限界が来るまでただただ汁という汁に塗れて、神楽を犯し続けた。足りないものを補うように深く、深く、深く………………


 気付けば暗い廊下で2人は倒れていた。汗に濡れ、その呼吸も一向にそろうことがない。それでも疲れはなく、だからと言って満足もしない。きっと明日も明後日も、この先ずっと満足することはないだろう。いつまでも知っていきたいのだ。どうやれば愛するものを手に入れて、本当に1つになれるのかを。だが、こうして知り続けることが何よりも大切であると、沖田は隣で倒れている神楽の髪を撫でた。

「何ヨ、なんかヘンネ」

 神楽がクスクスと笑うと、沖田は目を閉じて神楽を抱き寄せた。

「……なら、ヘンなテメーに相応だろ」

 その後、言葉がなくなって、夜の闇がすっかりと部屋を包み込んだ。

 クッキーのことだとか、将来のこと、神楽のパピーのこと、委員会のこと。そんなことは何一つ考えたくないと、2人はしばらく冷房の効いた部屋で大人しく眠るのだった。


2015/07/29