2016 Request
沖神 R18 睡姦ネタ
さもありなん/沖神(リクエスト)
沖田side
脳は揺れ、吐き気まで催す。視界はチカチカとし、重症だ。疲れはピークに達していた。パトカーから降りた沖田は「隊長!」の声も無視し、視界の端に入る人間に睨みを利かす事もせずに屯所の中へ入った。軋む廊下を渡り、私室へ繋がる戸を開ければ――――
「もう、無理でィ」
そう言って畳の上に倒れ込んだ。さすがに72時間近く眠らず働いていればこうもなる。沖田は夕方までピクリともせず泥のように眠った。
カラスの鳴き声。中庭に繋がる襖から風が入り込んでいた。沖田はようやく意識を取り戻すと、すっかり日の暮れた部屋に随分眠ったことを理解した。そこで気付く。開けた記憶の無い襖が開いている事に。
「誰か入ったか?」
いつ開けられたものだ? 眠った後だろうか? それとも眠る前。だが、眠る前の記憶はほぼない。沖田は襖を閉めに立ち上がろうとして……隣で寝転がる人間に気が付いた。耳を澄ませば寝息が聞こえる。それも少女の穏やかなものだ。薄暗い部屋に沖田は目を凝らすと、そこには万事屋の神楽が転がっていたのだ。
「なんでテメー、いつから……」
何故、ここに居るのか。何故、眠っているのか。沖田には見当もつかなかったが、誰かの捧げ物かはたまた……自分への褒美だと思うことにした。いや、正確には寝起きで頭が回らなかった。静かに立ち上がり襖を閉めると、沖田は着ていた上着を脱いだ。それを雑に畳の上に落とす。スカーフも。そして虚ろな目のまま神楽の頬に手を添えると軽く叩いた。
「起きねーな……」
何かを確かめるようにそう呟くと、神楽の頬に添えていた手を今度は真っ赤なチャイナドレスを切り裂白い脚へと移動させた。限界なのだ。先ほどから自分の腹の下にある張り裂けそうな若い果実が、紛うことなく神楽を欲している。沖田は立ち膝でベルトを外すと、ズボンも下着もずり下げた。そして、神楽の白い腿に熱の塊を押し付る。柔らかく、滑らかな肌。それに引っ付いただけで堪らなく苦しい。沖田は神楽の力ない手を取ると、その手を包むように握り、自分の竿をしごいた。誰にも見せたことのない情けないカオを作る。これが女なのか。細い指に絡みつく先走り汁。それがグチョグチョとなんとも言えない音とニオイを立てていた。だが、こんなもので吐き出すつもりはない。神楽がここで眠っているのが悪いのだと、沖田は容赦なく神楽の下着を剥いでしまった。暗がりであまり見えないが、それでもそこに普段は隠されている性器が在ると言うだけで血がたぎる。
「マジで寝てんのか?」
沖田は神楽の腰を引っ張り、大きく股を開かせるとそこに顔を埋めた。もうなんでも良い。早く中へ入れたい。ただそれだけの青臭い思いだけである。神楽のピタリと閉じている割れ目をなぞるように舐め、十分に濡らすのだ。
「…………ふぅん」
さすがにこれには神楽も異変を感じたのか、寝苦しいような声を上げた。しかし、まだ起きない。まさか今、沖田に性器を舐められているなどと想像もしていないだろう。神楽が起きた時の事を考えると更に股間に熱が集まる。
しばらく舐めていると神楽のクリトリスが勃起し、体はどうやら感じているようだ。沖田は埋めていた顔を離すと、すっかり濡れてしまった神楽の割れ目に指を差し入れた。それを思いやりの無い動きで掻き回せば……
「う……ううっ……ぐ……ん」
神楽の口からうめき声が聞こえた。だが、起きない。そうこうしている内にピチャピチャとイヤらしい音まで立ち始め、沖田は遂に我慢が出来なくなった。
神楽の割れ目を開き、亀頭を押し付ける。思っているより容易く、ズズズッとそれは飲まれていく。沖田の呼吸も荒く、バッキバキに固くなった肉棒は神楽の体を貫くのだった。
「うん……うう、うッ?」
うめき声がまたしても聞こえる。しかし、沖田はそんな神楽の異変に気付くことなく、体が望むままに腰を振る。神楽が目覚めてどう思うか。そんな事は気にしない。俺の部屋で無防備に眠っているのが悪いと言わんばかりだ。
「へ……どういうことネ……?」
神楽が目覚めたらしくワケが分からないと言ったふうに呟く。沖田はニヤリと笑ってみせると神楽の両足を抱き、奥の奥まで肉棒を挿し込んだ。
「わかんねーのか?」
沖田は子宮を揺らすように神楽に振動を与えた。その瞬間、神楽の口から叫びのような声があがる。
「やめろヨ!」
「なんでィ。テメーもその気で寝てたんだろ?」
「なわけないダロ……あっ」
しかし、その気がなかったわりには沖田の肉棒を咥えて離さない。仮に抱かれたくなかったとしても、今はきっと――――――
「なら、抜くか?」
神楽は何も答えない。沖田はわざと焦らすようにゆっくりと腰を動かした。
「おい、聞いてんのか? チャイナ娘?」
「ふ……ふぅ……んっ…………」
しかし、神楽の口から漏れるは息だけだ。これは何も言えないのか。それとも答えたくないだけなのか。もうどっちでも良いと沖田は快楽を得る為だけに体を揺らした。
「なっ、なんでお前……ふッ……んくっ!」
戸惑う神楽だったが、下半身はすっかりとそれを受け入れている。沖田の悦びは益々膨らむ一方だ。
「こんだけ奥までズップリ咥え込んでんだ……やめろはねーだろ」
悔しそうな顔が暗がりに浮かび上がる。それが堪らなく好い。沖田は目を細めると神楽に被さり唇を奪った。拒絶するように閉ざされた口元。しかし、沖田が舌で唇をなぞれば観念したのかゆっくりと開かれた。下で繋がってるのに今更、嫌もないだろ――――沖田はそんな事を思いながら、怯えるように引っ込んでいる神楽の灼けるような舌に吸い付くのだった。
それからしばらくして、神楽の小さな声が漏れるようになった。遠慮がちだが、背中に腕が回っている気がする。沖田は神楽の唇から離れると、余裕ぶって笑ってみた。
「感じてんのかよ」
すると神楽は沖田の体を遠ざけようと胸を強く押した。
「な、ワケねーアル……」
しかし、沖田はいつになく力の入っていない神楽の腕を取ると、腰を突き出して揺さぶった。
「っ! やめ……それッ、んふッ……あっ、あッ……」
遂に神楽の声が分かりやすく官能的になると、もう沖田も止まらなかった。息を弾ませて、イッちまいたいとひたすら体を酷使した。愛だとか恋だとか、今はその言葉以上に悦びを感じている。全部を神楽にぶつけて、ラクになりたい。少しも優しさの感じられない行為であったが、神楽も満更ではないようだった。体を仰け反らせ、細い腰を掴まれながら女を開花させていた。止まらない愛液に抑えようのない声。沖田はまるで自分が愛されてるかのような錯覚に陥ると、そのまま果てて行くのだった。ゆっくりと性器を神楽の中から引っこ抜けば、ドロリと濃い白濁液が垂れ流れる。
「……最悪アル」
神楽はそう言うもグッタリと畳の上に寝そべったままだ。沖田もその隣に転がると、神楽を思いっきり抱き寄せた。
「何が最悪だ?」
すると神楽の顔が沖田へと向いた。
「な、なんで……なんで……」
赤い顔は怒っているのか照れているのか。悔しそうなものである事は間違いなかった。
「嫌じゃ……なかったアル……」
沖田はその一言に疲れもどこかへ吹き飛ぶと、すぐさま神楽に覆いかぶさるのだった。
神楽side
最近、沖田を公園で見かけなくなった。それが神楽の気分を妙に落ち込ませると、《Don't think, feel it!》とは叫ばずにそのまま行動へ移した。
忍び込んだ真選組の屯所。
「随分、ヌルい警備アルナ」
神楽は簡単に沖田の部屋を突き止めると襖を大きく開いたのだった。
「オイ! ゴルァ! お前、仕事サボって……」
しかし、誰もいない。それも冷えた空気が漂っている。数日は沖田が不在である事を表していた。神楽は誰もいない部屋に入り込むと、静かに襖を閉めた。何故、沖田はいないのか。普段、仕事と言ってもあの男はサボっては公園で昼寝をしているのだ。それがここ数日間は見ていない。ただそれだけが神楽の小さな胸をギューっと締め付けるのだ。
「なんで……苦しいんダヨ……」
沖田の顔を思い浮かべる。ため息を吐くだけでその息の熱さに倒れそうだ。神楽は主の居ない部屋に腰を下ろした。きっと今日も沖田は帰らないだろう。なら、少しここで沖田を想うくらいは……
「許されるカナ」
これが例えば恋だったとして、だけど先へ進むことはないだろう。悲しいが恋愛経験の浅い神楽にもそれは分かっていた。叶うことはないのだと。沖田がこの自分を女と認識していない事くらい分かるのだ。
「フン……あいつなんて……好きじゃ……」
そんな事を考えている内に神楽は沖田のニオイに包まれながら眠ってしまった。誰にも話すことのない、秘めた恋心を抱いたまま。
くすぐったい。そんな感覚に意識が薄らいだ。それとオシッコをしたいような……妙な感触が下半身を包んでいた。なんだろう。神楽は薄暗い室内に違和感の原因を探した。だが、力が入らない。体がこの違和感を悦んで受け入れようとしているのだ。ヌルリと湿った何かが神楽の大切な花びらをなぞっていく。
「うっ……ん……」
おかしい。心臓がドキドキと激しさを増し、口の中に甘い唾液が溢れていく。この謎の正体は一体なんだろう? 神楽はゆっくりと首を起こし、下腹部を見た。
そこには自分の性器を舐める沖田の姿があり、気づいた時には自分へ覆いかぶさる沖田に貫通させられていたのだ。これは夢だろうか。だが、体内に入っていく太い肉棒の感覚や止めどなく溢れる愛液。どれもこれも脳に刻み込まれるほど強烈に感じるのだ。
「へ……どういうことネ……?」
神楽は頭を一生懸命に働かせた。だが、目の前に沖田が居て、更に自分を犯している現実に何も考えることが出来なくなった。体を蝕んでいく快感。それが神楽の女を目覚めさせると初めて男根で絶頂させられるのだった。
膣穴に精液を流し込まれ、神楽はグッタリと畳の上に寝転がっていた。少し頭も冴えだして、冷静に状況を飲み込む。神楽の眠ってしまった後、沖田が部屋に戻って来た。そして…………セックスをした。
――――いや、おかしいダロ!
さすがに神楽でもそれは分かる。分かるのだが、それ以上にそんな事をされても嫌じゃないどころか、悦んでいる自分がいるのだ。
「最悪アル」
そう口にした神楽は突然、沖田に抱き寄せられてしまった。顔が熱くなる。こんな勝手に乱暴なことをされたにも関わらず、顔がニヤけてしまいそうなのだ。全然、嫌じゃなかった。沖田に無理やりされても怒れないほどに神楽は今幸せを感じていたのだ。
「嫌じゃ……なかったアル……」
沖田の顔を見ながら言えば、沖田の白い歯が溢れる。そして、神楽を仰向けに寝かせるとまたしてもだらしなく沖田が入って来た。
「なんで、ここで寝てた?」
沖田はそう言って神楽の愛液と自分の精液を混ぜあわせるように腰を動かした。
「なんでって……あっ、あっ、あっ……」
言葉が奪われていく。だが、こうして見つめ合って、体を繋いで。もはや言葉など必要ないように思えた。
「悪いが……俺も、だいぶ疲れてるみてーだ。こうするつもりじゃ……なかった」
そう言って沖田は目を細めると神楽に唇を落とした。唇を割られてしまった神楽は舌先を捕らえられると、口の中も沖田に支配された。普段ならこんな事は負けも同然で、沖田優勢など許し難いことなのだが……意地を張るのも馬鹿らしい程に心地よかった。
「お前が謝るなんて……らしくねーナ……」
神楽はどこか人間臭い沖田に誇らしくなった。自分だけにこんな姿を見せてくれてるんじゃないかと。
「なら、ついでにもう一個、らしくねー事言わせてくれ」
沖田はそう言って、神楽の体を抱きしめると腰の動きを止めた。
「お前の中、スゲー……気持ち良い」
神楽の顔が一瞬で真っ赤に染まる。男を……沖田をこの体で魅了することが出来たのだ。そんな言葉を直接言われると、堪らなく恥ずかしい。
「またイッて良いか? テメーん中で」
今の神楽は断れない。沖田から背けるように顔を横に向けると目を閉じた。
「うっ、うん……中でイッて……良いアル……」
神楽は沖田に手を取られると、二人の指が絡まり、そして力強く握り合って――――――離れた。
愛の言葉なんてものはない。今もしている行為に相応しい熱量が存在するのかも分からない。それでも隣で寝息を立てている沖田に胸は熱くなるばかりだ。
「今度、団子くらい奢れヨ、バカサド」
そう言って神楽は沖田の額にデコピンをすると自分もまた少し眠るのだった。
2016/06/19
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